認知症外来

認知症の早期診断

野々村クリニックの院内とスタッフ

認知症の早期変異を抽出!

認知症の早期診断には様々な方法があり、いくつかの検査を組み合わせて確定診断を行います。

特に脳画像は認知症の早期変異を抽出するために有益かつ不可欠な検査です。

野々村クリニックは、日本脳ドック学会認定施設でもあり、多くの症例に基づいたわずかな変異を見逃さない診断をモットーとしています。

認知の症状が気になる方はご相談ください。

どんな検査をするの?

脳萎縮評価支援システム

MRI画像でアルツハイマー型認知症を早期発見

MRI画像でアルツハイマー型認知症を早期発見する脳萎縮評価支援システム

MRI画像を『脳萎縮評価支援システム』を用いてコンピューター処理することで、記憶をつかさどる『海馬傍回(かいばぼうかい)』の萎縮度を客観的に評価することができます。

『アルツハイマー型認知症』の早期発見に大変有益な検査です。

異変が見つかったらすぐ精密検査を実施できる施設であることも当クリニックの強みです。

MMSE検査

世界で最も多く行われている認知症の検査

認知症のMMSE検査

MMSE検査は世界で最も多く行われている、図形を模写したり文章を記載したりする認知症の検査です。

認知症患者さんの中で最も多い『アルツハイマー型認知症』は、個人差はあるものの多くはゆっくりと進行していきます。働き盛りの40代や50代で発症する方もいます。

今は、症状の進行を遅らせる良いお薬もありますし、日々の生活の工夫によっても進行を抑えることができます。

検査だけでなく、検査後の患者さんをしっかりと見守ることが野々村クリニックの目指す地域医療です。

認知症発症原因の40%は予防可能!

認知症発症原因の40%は予防可能

2020年、世界で最も評価の高い五大医学雑誌の1つ『ランセット』(The Lancet)で、認知症発症原因の40%は予防できるという論文が発表されました。

認知症には12の発症原因があることがわかっており、各年齢層に応じて発症原因になりうると発表されたものは以下の通りです。

高年齢層
(66歳以上)
喫煙、社会的孤立、うつ病、運動不足、大気汚染、糖尿病
中年齢層
(45~65歳未満)
聴力低下、外傷性脳損傷、高血圧、アルコール過剰摂取、肥満
若年齢層
(45歳未満)
低学歴(※1)
(※1)勉強時間が比較的少ない環境

【参考文献】
Livingston G, et al. : Dementia prevention, intervention, and care: 2020 report of the Lancet Commission. Lancet 2020; 396(10248): 413-446.

このことから、

  • まずは生活習慣を改善し、高血圧や肥満・糖尿病等を予防すること
  • 生活習慣病であることが分かった時点で、適切に治療すること
  • 防げる事故は防ぐこと
    (例)歩きスマホをしない、時間に余裕をもって行動する
  • 負担のない程度に、人との繋がり・没頭できる趣味を大切にする
    (例)地域サークルに参加する、好きなアイドルのコンサートに出掛ける

が認知症予防において非常に重要と言えます。

残りの60%もかなりのスピードで研究が進められています。

ただ『人生100年時代』の今、85歳を越えたら4割以上の方が、90歳を超えたら6割以上の方が認知症になるといわれていることも、また事実です。

私たち全員が『いつかは認知症になる』という意識を持った上で認知症について学び、予防と準備を日頃から心がけることが、生涯をより豊かなに過ごす秘訣なのではないでしょうか。

名古屋市もの忘れ検診(65歳以上無料)

野々村クリニックは名古屋市もの忘れ検診の実施医療機関です。

野々村クリニックは名古屋市もの忘れ検診 実施医療機関です。

名古屋市内にお住まいで、今年度65歳以上になる(まだ認知症と診断されていない)方はどなたでも無料で検診をお受け頂けます。

認知症は早期発見・早期対応が大切な病気です。

もの忘れ検診を定期的に受け、認知症の適切な予防や治療のきっかけとしましょう。

名古屋市もの忘れ検診

対象者 今年度65歳以上になる名古屋市民で、認知症と診断されていない方。
自己負担 無料
受診回数 1年度につき1回
検診内容
  • 日本で最も多く行われている問診による認知機能検査長谷川式簡易知能評価スケール[HDS-R]
  • 地域包括ケアシステムにおける認知症アセスメントシート[DASC-21]

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